Q:防音パネルは効果がありますか?おすすめの防音パネルと使い方を教えてください。
A:ご近所の騒音問題や楽器演奏、ゲーム実況やテレワークなど多様多種な生活スタイルが増え、騒音トラブルが身近な問題となりました。お隣の騒音に困っている方、またクレームを受けご自身が対策したい方もいらっしゃるかと思います。今回は防音パネルについて詳しくご説明させて頂きますので最後まで是非お付き合いくださいませ!

防音パネルは、防音ボードや防音壁など色々な名称がありますが、総じて音を吸収・遮断し、部屋の響きを減らしたり音の漏れを防いだりする「防音材」のことを指します。音が気になる音源や壁・窓などに設置することで防音効果が期待できる防音グッズになります。市場で売られている商品のほとんどは実際は「吸音材」のことを指していますが、吸音材だけではなく「遮音材」を含む製品もあります。
1. 防音パネルとは?

防音パネルの効果は、使用する素材や設置方法、音の種類によって異なりますが、一般的には20〜60%の音を吸収することができます。特に室内の反響音を抑え、音が響きすぎるのを軽減する効果が期待でき、音源の正面や壁に設置することで音のクリアさが増し、聞こえ方が改善します。
ここで防音の基礎知識!
お部屋に対して防音対策を行う場合、まずは大きく二つに分けることができます。
それが〈吸音〉と〈遮音〉なのです(防振・制振が必要なケースもあります。)
防音を行う中で、吸音と遮音では防音の目的が違います。
音を吸収して音の反射を防ぐ〈吸音〉と、音を遮って音の通り抜けを防ぐ〈遮音〉を同時に行うことが防音対策にとって1番大切なのです。
下記のように覚えると、よりイメージがしやすくなりオススメです!
🧽吸音:音を吸収して反響を抑える(スポンジのイメージ)
🛡️遮音:音を跳ね返して外に漏らさない(盾のイメージ)

音にも色々な種類(空気伝播音、振動音⋯)があり、その音に対する正しい対策をしないと防音効果を得ることができません。どのような音に対して、どのような対策をするのかを明確にすることがとても大事です。
2. 防音パネルの素材や厚さの選び方

防音パネルと一言に言っても色々な素材や厚さがございます。
素材によって特徴も変わってきますので是非、【素材】に注目してみてください。
・グラスウール⋯
吸音材として一番ポピュラーな素材でありコストパフォーマンスに優れる素材。不燃性であるが環境に害があり直接触るとチクチクするため施工の難易度が高い。また、多湿の環境下では吸音性能が低下します。主に建物の壁面内部や天井内部など人に接さない箇所で使用されます。
・ウレタンスポンジ⋯
気泡構造を利用して音を吸収し、反響を抑える効果があります。音のエネルギーを分散させやすく、高音の吸音率が高いとされています。一方で、重低音には効果が弱く、密度が低いため遮音性能はなく音は通り抜けるといった一面もありますが、加工しやすく軽いため人気です。加水分解に弱いため多湿の環境では使用はおすすめしません。
・ポリエステル⋯
人体に優しく加工しやすい、直接手で触れても安心安全です。断熱性・耐熱性・吸音性・透水性など多く面で大変優れており、経年劣化もなく強い素材です。一方で、他素材に比べ割高感あり。
防音材の素材も大事なポイントではございますが、吸音材の厚さや密度も大変重要なポイントになります。いい素材を使っていても薄かったりスカスカなものは効果を得ることができませんのでご注意ください。
また、広く普及している吸音材は密度30k/m3、厚み50mmです。これは日本の住宅建築に使用される吸音・断熱材として最もポピュラーな値です。長年選ばれ続ける寸法であり最も高効率に音の反射を防ぐ厚さとなります。そのため、当社の吸音材ホワイトキューオンはもちろん、グラスウールメーカーも同様の値の商品を展開しています。
3. 防音パネル(防音ボード)がおすすめの人の設置例

防音パネルは防音効果も高く、色々な用途でお使い頂けます。パネルタイプのため初心者の方でも、道具不要ですぐに使用できる商品を展開しております。
代表的なシーンをいくつかご紹介させていただきます。
①隣人の話し声などがうるさくストレスを感じている方/ご自身の音が漏れてないか気になる方
音は隙間から漏れ出てしまいますので、壁一面に取り付けることが理想となります。
壁に対して一部だけ小さい面積で取り付けた場合、あまり効果を実感できないかもしれません。また、遮音材との併用もおすすめです。
②ピアノなど楽器の音が響きすぎるため音場を調整したい/防音したい方
③ゲームやライブ配信など大きな声を出す方
最近、弊社でも上記内容のお問い合わせが増えてきました。ゲームや配信などで大きな音を出す方には弊社の置くだけで簡単に防音できる防音ブース(Okudakeシリーズ)がオススメです。PCやデスク周りを囲うことで防音対策が可能です。
④ワンちゃんやネコちゃんの鳴き声が気になる方
⑤電車や踏切の近くに住んでおり、音が気になり眠れない方
⑥子供の声や足音がクレームになりそうで気になる方
お子さんには元気いっぱいに過ごしてほしいですが、クレームになることは避けたいものです。そんな方には子供の声の対策として窓や壁に吸音材を貼り付けてみてください。また、子供のジャンプしたりバタバタ走る音に対しては振動音として階下に伝わってしまうため、ジョイントマットのような薄いものではなく、防音材として効果が認められている防音マットを敷いてみてください。弊社では「防音カーペット 静床シリーズ」として、遮音等級ΔLL-4を実現しているので是非ご確認ください。
4. 賃貸物件での防音対策
賃貸にお住まいの方は原状回復が基本であり、余り大掛かりな工事はしたくないという方も多いかと思います。そんな方には弊社の吸音材ホワイトキューオンがオススメです。
ホワイトキューオンは環境にも人にも優しいペットボトルをリサイクルして作ったポリエステル100%素材のため、お部屋の中でも安全安心にご使用いただけます。

ホワイトキューオンの大きなサイズは壁に立てかけて使用することも可能です!
(※自立はできません)自重で歪んでしまうこともございますので壁に固定する際には、専用両面テープ、押しピン、スプレー糊を使用することをおすすめします。
また、つっぱり棒などで押さえる方法もありますのでご検討ください。
(まずは壁にマスキングテープを貼り、その上に両面テープを貼る方法もオススメです)
5. 高音域と低音域の防音対策について
防音対策は、音の高さ(周波数)によってアプローチが大きく異なります。高音域は比較的簡単に遮音・吸音できますが、波長が長くエネルギーが強い低音域を防ぐには、重い壁や防振対策が必須となり防音対策が難しい領域となります。
弊社自慢の吸音材ホワイトキューオンの吸音率をご覧ください。
高音域は約90%は吸音しますが、低音域になるごとに効果が薄れていきます。そのため、遮音材と組み合わせたり、振動音を和らげたりする対策と併用する方法がおすすめです。事例により対策方法は異なりますので、是非お気軽にお問い合わせ頂ければ幸いです。

6. 防音パネル(防音ボード)のよくあるご質問
①防音パネルの効果はどの程度あるのでしょうか?
防音パネルの効果は、使用する素材や設置方法によって異なりますが、適切に設置することで10~25デシベル(dB)程度の騒音を軽減する効果があります。この低減幅は、人間の聴覚において「元の音が約30~50%(耳で感じる音量としては約半分)になった」と感じられるほどの大きな差を生み出します。
②防音パネルや防音シートの違いはなんですか?
防音パネル・シート・マットは、名前が似ていますがそれぞれ設置場所が異なります。
防音パネルは床、壁、天井の騒音(足音、話し声、振動)対策に有効で、用途に応じて厚さを使い分けることが重要です。
防音シートとは一般的に遮音(音を妨げる)効果を目的としており、薄く取り扱いやすい防音材(遮音材)を指します。この、防音シートは単体では効果があまりなく、吸音材(音を吸収する)と併せてお使い頂くことを推奨しております。
床の騒音対策なら高密度な防音マットや防音カーペットが効果的です。用途により名称は変わってきますが、行うことは防音基礎知識で触れた「吸音」と「遮音」になります。
③防音パネルはどこに設置するのが最も効果的ですか?(壁、窓、床など)
防音対策をする場所は、音の侵入・漏れの主な経路となる「窓」「壁」「床」「ドア」の4箇所に絞って対策するのが最も効果的です。優先順位として「窓」→「壁」→「床」→「ドア」の順番で対策することがおすすめですが音源によって重要度は変わってきます。例えば、子供の足音を対策したいときは窓よりもまず、床の対策として防音マットを敷くことをおすすめしております。ですが、一般的な音の対策としては上記の順番が大切となりますので是非参考にしてみてくださいね。
④防音パネルと防音ボード、吸音材や遮音材の違いは何ですか?どれを選べば良いですか?
最初の方にも触れましたが、市場で出回っている防音パネル・防音ボード・防音材は様々な意味を指しています。商品によって言葉を言い換えているだけで、意味が指すものは一緒で「何かしら防音をする商品」です。ただ、その”音”の種類によって適切な商品が変動します。
吸音材は音を吸収する性質も持ち、遮音材は音を弾く性質を持っているので、この2つの意味合いは異なり、吸音材と遮音材を組み合わせることで防音としても効果が1番発揮することができます。
今回の防音相談室はいかがでしたか?市場では多くの単語が飛び交い混乱してしまいますよね⋯。何度も同じことを申し上げてしまいますが防音には対策する音の種類・対策する素材・設置方法などが適したものでないと効果を得ることができません。是非、適切な対策をして快適な暮らしを手に入れましょう!
じゃあ、私はどんな対策をしたらいいの!と迷ってしまう方は是非、お気軽に弊社の防音専門のお問い合わせフォームまでこちらからお気軽にお問い合わせくださいませ(^^)
ご相談お待ちしております!






