Q.アップライトピアノを使用しており、近隣からうるさいと苦情が来ています。何か防音・騒音対策はありますか?教えて下さい。

Q:アップライトピアノを使用しており、近隣からうるさいと苦情が来ています。何か防音・騒音対策はありますか?教えて下さい。について防音対策はありますか?

A:アップライトピアノとグランドピアノの最も大きな違いは、弦の張り方と本体の構造です。グランドピアノは弦が水平に張られているのに対してアップライトピアノは弦が垂直に張られおり、これにより音の響き方・鍵盤のタッチ・ペダルの操作性や機能に違いが生じます。
グランドピアノよりは音が響かないからと防音対策をしっかりしていないと騒音トラブルに繋がってしまうためしっかり対策していきましょう!

アップライトピアノ

アップライトピアノの音量は 95 dB ほどで 環境省が定めている騒音に関する環境基準では、一般的な住宅地の昼間の基準値が「55デシベル以下」、夜間が「45デシベル以下」とされているためピアノの防音対策は欠かせません。

では、1つ1つ対策方法をみていきましょう!

①アップライトピアノ本体の音を調整する

アップライトピアノは盤が下がることでハンマーが縦に配置された弦を横から叩き、弦の振動を響板に伝えて増幅させることで音を出します。

グランドピアノのように上下方向への広がりは少ないですがその分背面への対策が重要となりますので弊社のアップライトピアノ用防音装置 防音ECOパネル TSP-2100をご活用ください!

ECOパネル

立てかけるだけの高品質なピアノ防音パネルでアップライトピアノ防音のパイオニア商品です!5層構造で、吸音&遮音を実現し湿度調整機能付でピアノと地球に優しく、演奏者に弾き易い音場を提供します。


【特徴】
・5層構造による防音効果により設置するだけの簡単取付で約16〜22dBの減音効果を発揮します。吸音材・遮音材・MDFを組み合わせた5層構造で、空気の振動である音エネルギーを、高密度の繊維がしっかりおさえます。

・湿度対策としてピアノを湿害から守る新素材「湿度ピタット」を採用しており、中空ポリエステルと厳選された羊毛を独自の製法で形成した新素材は多湿時に吸湿し、乾燥時には内部の湿気を放出し、ピアノに最適な調湿機能を発揮します。湿度が安定すると音階の狂いがなくなります。

ピアノ外側に設置する防音装置のため、音色やタッチに影響を与えません。さらに音漏れをおさえることで、長時間のレッスンによる耳疲れも減少し、快適な演奏空間を実現します。

弊社で検証実験として防音ECOパネル 防音効果実験 演奏verの動画もご用意しておりますので防音効果を是非ご確認ください。また、実際にお客様にて演奏いただけるストリートピアノにも設置実績がございます。

【設置箇所】
渋谷マークシティ ストリートピアノ

是非、気になる方は足を運んで頂ければと思います!
※お客様での取り外しができないため設置前と後の比較はできかねます。

②:階下対策として専用のステージを設置する

防音防振ステージ

アップライトピアノはグランドピアノより重量はないものの、モデルやサイズによって異なりますが、一般的に約190kgから280kg程度あります。
建築基準法を満たしていれば、ほとんどの住宅で床補強なしに設置可能ですが床の保護及び階下への防音対策として防音防振ステージの設置をおすすめしております。

では、弊社のアップライトピアノ用 防音防振ステージについてご紹介です!


【特長】
パネルタイプで、ピアノの部分に敷き込みます。
椅子部分にも敷き込むことで、ピアノとの高さが合い弾きやすくなります。

・階下への直接音を防ぐと共に、打鍵音等の振動音減衰にも効果があります。
・パネルタイプの防音・防振ステージ。家具感覚でお使いいただけます。
・ピアノの下に敷き込むだけですので、お部屋を傷つけることがありません。
・お引越しの際もピアノと一緒に移動できます。
・賃貸住宅にお住まいの方にもお薦めです。
・表面はフローリング調シート仕上げ。お部屋の雰囲気を損ないません。

弊社ではピアノの脚・椅子のみのステージやバラ売りも対応しておりますので是非ご覧頂ければ幸いです!

また、リーズナブルに防音対策をされたい方にはこちらの防音・防振ピアノマットもおすすめです!こちらも階下への防音対策としてご活躍頂けます。
違う素材(カーペットや絨毯)を重ねてご使用頂くとより一層の効果がございます。

③:壁・窓の対策も忘れずに

壁用防音・吸音 キューオンパネル防音壁
ピアノの防音対策で忘れていけないのが壁と窓の対策です。ステージやピアノ本体を対策すると安心してしまいますが、壁・窓から音が漏れてしまうためこちらも防音対策が必須です!

一般的な防音対策で二重壁や二重窓を導入しようとすると部屋の広さ・大きさや使用する材料・工法によって大きく変動しますが、二重壁の費用は、40万円~80万円以上。二重窓の費用は4万円~15万円が目安とされており、リフォームとなると大掛かりな工事となります。

そこでまず壁の対策として弊社の壁用防音・吸音 キューオンパネル防音壁 極厚 壁面に立てかけるタイプのご紹介です!

こちらは10cmの厚みをもった高密度吸音材を不織布で仕上げていますおり、ピアノや楽器、オーディオなどお部屋の壁の防音壁に最適です。インテリア性も損なわず、隣家に対しても二重壁工事程度の防音効果がございます!(約15~20dB程度減衰)

【特長】
・壁面に立てかけるだけの優れものです。ネジ・ビスを使いませんので壁を傷めません。
防音壁に匹敵する効果があり、音場も整います。
・マンションは気密性が高く、音漏れが少ない分、室内での反響音が大きくなります。このため、長時間のレッスンは大変疲れるとおっしゃる方が多くおられます。この防音吸音パネルをお取り付けいただくことにより反射音を抑えると共に、整った音場でのレッスンを楽しんでいただくことができます。

また、窓の防音についても窓用 防音・吸音 キューオンパネル 窓にはめ込むタイプの商品がございます!

窓用 防音・吸音 キューオンパネル 窓にはめ込むタイプ

こちらも10cmの厚みをもった高密度吸音材を不織布で仕上げています。ピアノや楽器、オーディオなどお部屋の窓防音に最適です。二重サッシと同様の防音効果、断熱効果を発揮いたします。

【特長】
・防音吸音パネルを窓にはめ込みますので、賃貸住宅でも問題なくご使用いただけます。
・お部屋の雰囲気を損なわないデザインです。
・取り外しを頻繁にされる方は取っ手の取り付けが可能です。
・防音二重サッシは遮音性に優れますが、室内に音が反射して耳疲れしやすいですが、防音・吸音パネルは吸音材のため音場も整えます。

番外編:追加や部分的に防音対策をしたい方向け

ホワイトキューオン

上記の①~③をお試し頂いた上で更に防音効果を高めたいという方や部分的に試してみたい方には吸音材ホワイトキューオンがおすすめです。
吸音材とは、空気中に伝わる音のエネルギーを吸収し、音を減衰させる素材です。室内の反響音を軽減したり、残響時間を調整したりする効果があります。そのためピアノ防音と吸音材は相性抜群です。
吸音材ホワイトキューオンはポリエステル100%のため、お部屋の中でも安全安心にご使用いただけます。柔らかく軽い素材のためどなたでも簡単に使用できる商品で高い吸音性能、断熱性能がございます。

【特徴】
・ 吸音効果: ホワイトキューオンは、特に1000Hz以上の周波数において90%以上の吸音効果を発揮します。これは、音を吸収するための最適な柔らかさと密度(30kg/m3)を持っているためです。音の反響を抑え、室内の音環境を改善します。 
・ ノイズ軽減: 壁一面にホワイトキューオンを貼り付けることで、約5〜12dBのノイズを軽減することができます。5dBの減少で体感する音量は半減すると言われています。 
・断熱効果: 窓に立てかけることで、外部からの熱を遮断し、室内の温度を保つ効果もあります。 

もし、吸音材だけでは効果が物足りないと感じる方は併せて遮音材も取り入れてみてください。吸音と遮音を対策することでより効果を実感頂けます。

シャットオンシート

さて、今回の防音相談室はいかがでしたか?

ピアノの種類の中でもアップライトピアノの所有率が一番高く、多くの方が演奏を楽しんでいらっしゃいます。好きなことが思う存分できるよう心置きなく演奏したいですよね。
自由に楽しく演奏して頂けるよう東京防音の商品が少しでもお力になれれば嬉しいです。

弊社では音に関するご相談をチャットにて受け付けており、防音専門の担当者が対応させていただきます。
ご不明点などございましたら、こちらからお気軽にお問い合わせくださいませ(^^)

ご相談お待ちしております!

 


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